上咽頭炎(鼻咽腔炎)に対して行われる治療法の一つです。 上咽頭をファイバースコープで観察後、塩化亜鉛をしみこませた綿棒、捲綿糸で上咽頭を擦過します。この処置を週に1,2回のペースで10回ほど行うことで、全身の免疫力を高め、治癒を促すことを目的とします。
上咽頭は鼻呼吸をするうえで最も外気に触れ、鼻から侵入したウイルス、細菌などが付着しやすい場所です。上気道の感染防御機構の一つであるリンパ組織に富んだ組織でもあり、炎症が起こりやすく、免疫力の低下、ストレスなどにより、のどの痛みなどの症状に続き、全身倦怠感、頭重感などのさまざまな症状を引き起こすことで知られています。
こんな方におススメの治療です
上記の症状に加え、肩こり、頭重感、頭痛を感じる。
「のどが時々痛くなる」、「のどが弱い」、「よくのどかぜをひきやすい」、「のどだけでなく肩こりがひどい」、「神経内科では異常が指摘されていないのに、原因不明の頭重感が続く」、「のどの症状だけでなく疲れやすい」といわれる方で、副鼻腔炎や他ののどの病気を除外した上で行っています。
炎症の強い方に痛みは、ある程度あるようです。数時間痛みが続くこともあります。処置を繰り返すことで炎症が収まってくると痛みは少なくなってきます。
漢方治療を組み合わせています。免疫力増進を主目的に処方しています。 EAT療法はあくまで上咽頭炎のある方に対して行っていますが、当院では上咽頭炎以外でも慢性咽喉頭炎、胃酸逆流症などでも漢方薬を用いています。
新型コロナウイルス感染後、療養期間を経て数週間経過した後も体調が回復しない、倦怠感や疲労感に悩まされる事例が多く報告されています。いわゆる“コロナ後遺症(LongCOVID)”は今や社会問題となっています。ひどい場合には日常生活に支障をきたし、仕事や家事、学校に満足に行けないほどの方もいます。
当院では、新型コロナ後遺症に対して、漢方の処方、Bスポット療法を実施しています。新型コロナ後遺症についてはまだ原因や確実な治療法がないため、必ずしも効果を発揮できるものではないですが、効果を感じている患者さんもおられます。また、なによりもつらい症状に対して一度当院にご相談を寄せていただければと思います。
などの症状がある場合は一度ご相談ください。